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Updated 1999-11-01
JAT Bulletin 175, October 1999

JAT in the Media (通訳翻訳ジャーナル掲載記事)

日本で発行されている通訳・翻訳専門誌「通訳・翻訳ジャーナル」10月号の特集「世界がビジネス・フィールドだ!−国際的なプロとして活躍する」において、JATが紹介されました。同誌の八代編集長から許可をいただきましたので、ここに転載いたします。



日本在住の英語ネイティブ翻訳者を中心としたインターナショナルな翻訳者たちの団体

JAT(Japan Association of Translators、日本翻訳者協会) JAT(「ジャット」と発音)は、1985年に日本在住の英語ネイティブの翻訳者が中心になってよりよい翻訳を実現するために情報交換と討論の場を持とうと設立した翻訳者の団体で、現在会員数はおよそ350名。このうち、81.2%が日→英翻訳者で、20.3%が英→日翻訳者、つまり圧倒的に日→英翻訳者を主体とした団体である。

「インターナショナルな」とした所以は、会員の約4割が日本以外の海外居住者で、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリスなどさまざまな英語圏の国々から参加しているため。さらに、94年からは、国際翻訳者連盟(International Federation of Translators, FIT)の準会員となり、世界各地の翻訳団体とも活発に交流している。

主な活動プログラムは5つ。

まず、インターネット上にホームページを開設し、活動報告や予告などを掲載している。第2に、毎月第三土曜日に東京(港区・芝青年会館)で月例会を開催し、翻訳者が興味を持つテーマを取り上げてセミナーを実施。例えば、翻訳需要や業界の現状、会社設立のノウハウ、税金の問題など。テーマは事前にホームページに掲載される。そして、会報(「JAT Bulletin」)の発行。これはE-mailで送るというユニークなもので、月例会のレポートや出版翻訳についての記事があるかと思えば、源氏物語の英訳についてのレポート、特許翻訳などさまざまな翻訳にまつわるテーマを会員が思い思いに執筆している。何と、『通訳・翻訳ジャーナル』執筆報告なるものがあった。本誌連載記事に「Translation World」という翻訳者のリレーエッセイコラムがあり、9月号に執筆したJon Jorgensen氏が顛末をインタビューに答えるという形で掲載されていた。

そして、情報交換の場としてもっとも活発に利用されているのが、会員のメーリングリスト。翻訳やJATについての議論が活発に交わされているのだ。

さらに、JATではIJETと呼ばれる日英翻訳国際会議を1990年から毎年開催している。初回は箱根で海外からの22名を含む130人の会員が参加して成功を収め、以来、日本と英語圏で交互に開催している。そして、来年、2000年には5月に京都でIJET-2000を開催する予定だ。これが初めて関西で開催されるIJETで、ワークショップやパネルデスカッションなどもりだくさんのプログラムが企画されている。

このように、JATはウェブやメーリングリストなど電子情報空間を利用して世界各国の日英の翻訳者のネットワークを築いている。今後、日本国内だけでなく、世界規模で地域的な会員の拡充を図り、さらに日本人翻訳者の会員を増やして、現在の日→英の翻訳者中心の組織から、日英バランスの取れた組織へと変革していく方針である。

日本語と英語の翻訳・通訳に興味のある人であれば、だれでもJATへの入会が可能。入会希望者は、以下のJATのホームページでオンラインサインアップで入会するか、E-mailで申込書の送付を請求する。

■年会費 初回/6,000円、Renewal/5,000円
■JAT入会申込先 ホームページ http://www.jat.org
E-mail: info@jat.org

写真キャプション
8月21日に東京・芝青年会館で開催された月例会。この日演壇に立ったのはドレスナー・クラインオートベンソン証券の社内翻訳者、Scott Urista氏。この日の参加者は約30 名。いきなり、スピーカーから参加者に証券レポートを英訳するように指示され、記者もチャレンジ(できるはずがないが・・・)。その後、氏の解説と参加者からの質疑応答。金融関係の翻訳者やこの分野の翻訳をやりたいという人にはためになるセミナーだった。

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